【ネタバレ注意!】007 SPECTRE を公開初日に見てきた!その②
皆さん、こんばんは!
ROBOCOPです。
今回も前回に引き続き007 スペクターを公開初日に見てきた話を発信していきたいと思います。
前回はあらすじや、過去作品とのつながりを書いているところで長文になってしまったので、今回はまず映画全体の感想から。
まずここで断っておきたいのは、本日の記事はかなり辛口です。
それはこの作品に対する期待値の大きさと、ダニエルクレイグが今までのボンド役の中で1,2を争うと感じているROBOCOPとしての独断と偏見が入っています。
ですが、全体としてとても楽しめたのも事実です。
この相反する感想に関してはまた後日の記事になると思います。
それでは感想をどうぞ・・・
まず、ダニエルクレイグのボンドとしては少しエンターテイメント性が強すぎたかなと・・・
というのも、まずROBOCOPはダニエルクレイグのボンドは結構好きだったんですよ。
今までのボンドはどちらかというとイケメンでスマートな身のこなしで軽やかに窮地を切り抜けて、何もなかったように美女とベッドへ・・・
でもダニエルクレイグのボンドは、どちらかというと泥臭くて、無骨で、スパイってこんなに辛い世界なんだと思うような、とても現実味があったんです。
特にスカイフォールや慰めの報酬はMI6からの支援もなく逆に見捨てられるような扱いが多かったのもその要因のひとつでしたね。
でも今回のスペクターは大まかにはダニエルクレイグのボンドだけど、変に華麗に切り抜けちゃったり、逆にここで華麗に切り抜けられないの?!ってシーンも結構ありました。
バランスが悪かったです。
具体的に言うと、宿敵ブロフェルドに拷問されるシーンがあるんですけど、Qから渡された時計で切り抜けるまでに頭に2回もドリルが刺さってるんです。
ドリルといってもピンバイスのような細い針のようなものですが・・・
しかも2回目の刺さった場所は刺さると人の顔が認識できなくなるといわれる部位だったのに、さされた後普通にボンドガールの顔を認識していたし。
もしエンターテイメント性をあげるなら、ここの拷問のシーンは1回もドリルが刺さらないうちにガジェットで窮地を切り抜けてほしかった。
ちなみに、この拷問のシーンでの撮影上の大人の都合で今回のボンドの腕時計はオメガのメタルバンドではなく、珍しく布バンドのカジュアルなものだったんだなと納得しました。
通常はこっちですからね。
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今回のオメガに搭載されている機能はQに言わせると2つ。
まずは時間がわかる・・・笑
もう1つは‘‘アラーム’’が設定できる・・・笑
ただし、この時計のアラームはすごく‘‘大きい’’とのこと。
まぁ、そういうことです。
後はボンドカーです。
これはとても残念だった。
というのも、過去作品含めてこのスペクターが007シリーズで初めて架空の車両をボンドカーとして起用したんです。
それが「アストンマーティン DB10」
この車両についての詳しくはロボコップの妄想愛車遍歴!!のほうでそのうち書きますが、まず圧倒的にダサい。
アストンマーティンの作る車の高揚感というか、ヌメリ感というかそういう感じが一切なく、なぜか、ボディの安っぽさがはっきりとスクリーンを通して伝わってきてしまうんです。
やはり市販車モデルはそれだけトライアンドエラーを繰り返して、デザインを検討しているのに対して、なんとなく、映画の中の車だからと妥協できてしまった感じが否めません。
ちなみに劇中で出てくるボンドカーのガジェットは2つのみ。
しかも火炎放射と脱出シートだけ。
さらには、Qが劇中で009のために作ったプロトタイプだと言い訳してたけど、社内のスイッチは安物のトグルスイッチがむき出しで付いており、モニターは電光掲示板がこれまたむき出しで付いているという有様。
いくらプロトタイプでも天下のMI6が開発中のボンドカーがそんな程度なのはおかしいと思ってしまいました。
こんなことなら、DBSとかをまったく装備なしで出して、慰めの報酬みたいに銃撃戦とカーチェイスにしたほうがよかったのでは・・・
ただ、この映画でボンドカーに関してとてもよかった点が1つ。
それはDB5が戻ってきたところ。
スカイフォールの終盤の屋敷でのシルヴァとの戦闘のシーンで爆破されてしまった往年のDB5が映画の序盤ではQのラボで修復中の状態。
映画のラストシーンではMI6を退職したボンドがQに頼んで修復したDB5を持ち出すというエンディングでした。
なぜここがよかったかというと、今まで007は何かとDB5を自分のコレクションとして愛していたという描写があるからです。
特にピアースブロスナンとダニエルクレイグのボンドにはそれが顕著でした。
ゴールデンアイ(ピアースブロスナン)
↑では 映画冒頭にゼニアオナトップのフェラーリとのカーチェイスで登場します。
カジノロワイアル(ダニエルクレイグ)
↑ではルシッフルの関係者からポーカーで勝ち取るシーンで登場します。
スカイフォール(ダニエルクレイグ)
↑では、シルヴァの追跡からMと一緒に逃れる際に登場します。
スカイフォールではさらにヘッドライト下のマシンガンも使用されるなど、かなりファンにとってはうれしい内容でした。
映画の中ではつじつまが合わないシーン(カジノロワイアルのときはルシッフルの関係者からポーカーで勝ち取っていたがスカイフォールで出てきたDB5は特殊装備が付いたまま)などもあるし、英国政府の持ち物を私物化しているのもどうかと思いますが、個人的には持ち物、振る舞いにこだわりのあるジェームズボンド像にはぴったりの車だと思うんです。
今作のエンディングではMI6のラボの手によって完璧にレストア(スカイフォールから考えるとほぼ再生産・・・笑)されたDB5にのってダニエルクレイグは去っていくという形でした。
しかも一瞬シフトノブが写るのですが、シフトノブの上部にはスカイフォールでも出てきた脱出シートのボタンを隠すふたの切れ目があるんです。また映画で出す気なのか、ただ、過去の特殊装備の資料として復元したものを007が持っていったのか・・・
今作でボンド役を引退するという噂が出ているダニエルクレイグですが、それをにおわせるこの終わり方は少しおしゃれだなと思ったのは、ROBOCOPだけでしょうか。
とここまで書いていてまた2500文字を超えてしまったので今夜はここまでにします。
その③までいくと思いませんでしたが、まだまだスペクターの感想は続きます。
おやすみなさい!